おはようメール あり,ランチメール なし
ただいまメール なし,おやすみメール なし
そのホテルの洗面台の前には大きな鏡が付いている。
私は手を洗いながら鏡を見つめ
もし、この鏡の向こう側がいつもの世界ならば…
今は鏡のこちら側で彼と私の世界。
婚外恋愛が始まった時、鏡の向こう側からこちら側に
飛び出してしまった私が今ココにこうしている。
そんなおかしな妄想をしていた。
背後から抱き寄せる彼の腕が鏡の中に映り込み
私をリアルな場所に引き戻し不安を消してくれるのだ。
その腕は背中から私を包むように抱きしめ
唇は首筋に沿って下から上へと這い上がる。
耳たぶまで辿り着いた時、熱い吐息を吹き込んだ。
胸元に巻かれていた彼の両手は唇とは逆に下に延びて行く。
両手で私の白いデニムのスカートを捲り上げ
ゆっくりと下半身を撫で始め
「こんな風にされたいんだろ?」
と彼が囁く。
その低く甘く、ゆっくりとした口調とはウラハラに
両手でしっかりと私の腰を押さえこんで強引に腰を絡め、
突き上げるように動き私を悦ばせた。
「あぁ…、ダメ…」
彼の本能に火を付ける呪文を私が唱えると
一瞬で彼の腕の力は強くなり、息が荒くなる。
背後から強く乳房をつかまれ揉みあうように
バランスを崩した私は洗面台に両手をついた。
淫らな表情でお尻を突き出す私が鏡に映る。
喘ぎながら欲しがっている顔の私を鏡で眺め
彼は嬉しそうに微笑んだ。
そしてすぐに攻撃的な表情になり、身勝手な手つきで
ショーツを横にずらすと弄ぶように指で探り始めた。
「もうこんなに濡れてるよ」
嬉しそうに言いながら指は身体をさまよう。
ずらしたショーツから突起した場所を探しあて
何度も何度も確かめる様に行き来する。
しだいに濡る指先。
私がどんなに彼に懇願しても決して深く入り込むことはなく
複雑な形の部分を正確に彼の指先は捉える。
私の喘ぎ声が高く大きくなるにつれ、指先も動きを速めるから
私もその場に崩れ落ちそうになる。
「ダメ…待って…お願い…」
呪文を唱える毎に彼は激しくキツく私を抱き寄せ
最後には乱暴に服をすべて剥ぎ取られてしまった。
『そうなの、こうして激しく求めて欲しいの』
言葉にしなくても鏡の中の私は全てを知ってる。
本能を曝した私が鏡の中で腰をクネらせ彼を求め
甘えた声で誘うのだ。
すっかり彼を受け入る準備か整っているから
呪文は心地良い音色となって彼を酔わせる。
気付くといつの間にか彼もすべて脱いでいて
興奮状態にある事は一目瞭然だった。
私がソレを手にしようとすると
「ダメだよ…。ばっちいよぉ。お風呂で洗ってからね」
と小さな子に言い聞かせる様に制止する。
明らかにシャワーを浴び、家を出て私に会いに来た彼は
ソレを汚いと言って触らせてくれないのだ。
そのくせ私がシャワー前だからと言って拒んでも、
お構い無しに指で舌で味わうくせに。
「りか、剃るよ」
バスタブのお湯を貯める音が止まると呪文が解けた様に
私を呼ぶ彼の声は冷静だった。
剥ぎ取られ散乱した下着もそのままにして
彼の手に引かれバスルームに導かれる私。
洗面台の鏡には、彼と私の本能のヌケガラが映っていた。
本日も読んでいただき
ありがとうございます
o(゚▽^)ノシまたねぃ♪
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posted by りか at 18:51| 東京 ☀|
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